荒川区のマンション売却相場【2026年版】
荒川区のマンション売却相場【2026年版】
荒川区の中古マンション市場は、日暮里・西日暮里・南千住を中心に高価格帯が形成され、町屋・三河島・新三河島・尾久エリアまで幅広い価格帯が存在する市場です。
2026年の最新データを見ると、荒川区のマンション価格は前年より上昇傾向にあり、特に交通利便性の高い駅周辺や、築浅・大規模マンション、60~80㎡のファミリータイプで高値が目立ちます。
荒川区のマンション売却相場|まず結論
| 指標 | 相場 |
|---|---|
| SUUMO売却価格相場 | 5,650万円 |
| 専有面積中央値 | 58㎡ |
| 築年数中央値 | 27年 |
| HOME'S推定相場(築10年・70㎡) | 7,693万円 |
| ㎡単価(築10年・70㎡) | 110万円/㎡ |
| 坪単価(築10年・70㎡) | 約363万円/坪 |
| 70㎡換算の平均売出価格 | 7,026万円 |
| 平均坪単価 | 331.8万円/坪 |
| 実際の成約㎡単価中央値 | 88.0万円/㎡ |
SUUMOの2026年7月データでは、荒川区の中古マンション売却価格相場は5,650万円、専有面積中央値は58㎡、築年数中央値は27年です。ただし、これは掲載価格をもとにした独自集計であり、実際の成約価格そのものではありません。
一方、LIFULL HOME'Sでは、築10年・70㎡という条件での推定相場を7,693万円としています。また、2026年7月の売出物件ベースでは、70㎡換算の平均売出価格は7,026万円というデータもあります。
さらに、国土交通省の公開データをもとにした2025年10~12月の実成約価格では、荒川区の中古マンションの㎡単価中央値は88.0万円/㎡、前年同期比では7.9%上昇とされています。
売出価格と成約価格は異なるため、査定では「現在売り出されている物件」と「実際に売れた物件」の両方を見ることが重要です。
1.荒川区のマンション価格は上昇傾向
2026年8月更新のLIFULL HOME'Sによると、荒川区の中古マンション推定相場は前年同時期比で約11.16%上昇しています。
また、マンションレビューの2026年7月時点の売出価格データでも、前年比13.21%上昇とされています。集計方法は異なりますが、複数のデータから見ると、荒川区の中古マンション市場は上昇基調と考えられます。
2.駅別|荒川区のマンション売却相場
LIFULL HOME'Sの2026年8月データによる、70㎡換算の駅別売却価格相場は以下のとおりです。
| 順位 | 駅名 | 70㎡換算の相場 |
|---|---|---|
| 1 | 日暮里駅 | 8,158万円 |
| 2 | 三ノ輪橋駅 | 7,985万円 |
| 3 | 南千住駅 | 7,939万円 |
| 4 | 西日暮里駅 | 7,339万円 |
| 5 | 荒川一中前駅 | 7,309万円 |
| 6 | 荒川区役所前駅 | 7,066万円 |
| 7 | 荒川二丁目駅 | 6,747万円 |
| 8 | 三河島駅 | 6,745万円 |
| 9 | 新三河島駅 | 6,533万円 |
| 10 | 赤土小学校前駅 | 6,374万円 |
| 11 | 町屋駅 | 6,227万円 |
| 12 | 京成町屋駅 | 6,216万円 |
これは過去3か月間に掲載された物件を70㎡換算で集計した参考価格です。築年数や駅徒歩分数、マンションの規模・ブランドなどによって実際の価格は大きく異なります。
3.エリア別|荒川区のマンション売却相場
① 日暮里|荒川区内でも最高水準の相場
日暮里は、
- JR山手線
- JR京浜東北線
- JR常磐線
- 京成本線
- 日暮里・舎人ライナー
などが利用できる、荒川区を代表する交通拠点です。
2026年8月の70㎡換算相場では、荒川区内で最も高い約8,158万円となっています。
また、SUUMOの60~80㎡クラスの掲載価格集計では、日暮里駅の中央値は1億3,790万円となっており、駅近・築浅・ファミリータイプでは非常に高い価格帯の物件が存在します。
日暮里で価格が上がりやすい物件
- 駅徒歩5分以内
- 築浅
- 60㎡以上
- 2LDK~3LDK
- 大規模・ブランドマンション
- 高層階・眺望良好
② 西日暮里|山手線・千代田線が大きな強み
西日暮里は、
- JR山手線
- JR京浜東北線
- 東京メトロ千代田線
- 日暮里・舎人ライナー
が利用できます。
2026年8月の70㎡換算相場は約7,339万円です。
一方、60~80㎡クラスに限定したSUUMOの掲載データでは中央値が1億980万円となっており、ファミリータイプの供給が少ないことや物件条件によって価格が大きく変動することが分かります。
③ 南千住|再開発エリア・大規模マンションが強い
南千住は、
- JR常磐線
- 東京メトロ日比谷線
- つくばエクスプレス
を利用できる利便性の高いエリアです。
70㎡換算の参考相場は約7,939万円となっています。
また、60~80㎡の掲載価格中央値では約8,994万円というデータもあり、特に大型マンションや築浅のファミリータイプは高値がつきやすい市場です。
南千住の特徴
- 大規模マンションが多い
- ファミリータイプの需要がある
- 都心へのアクセスが良い
- 再開発による街並みの整備
こうした要素から、荒川区内でもマンション売却需要の高いエリアといえます。
④ 三河島|日暮里・上野へのアクセスが魅力
三河島駅周辺はJR常磐線を利用でき、日暮里や上野方面へのアクセスが良好です。
2026年8月の70㎡換算相場は約6,745万円です。
近年は大型マンションも供給されており、駅周辺の物件によっては荒川区平均を大きく上回る価格で取引される可能性があります。
⑤ 町屋|利便性と価格のバランス
町屋は、
- 東京メトロ千代田線
- 京成本線
- 都電荒川線
が利用できる便利なエリアです。
70㎡換算では、町屋駅が約6,227万円、京成町屋駅が約6,216万円となっています。
一方、60~80㎡の掲載価格中央値では町屋駅が約7,489万円となっており、ファミリータイプではさらに高い価格帯が形成されています。
⑥ 新三河島・赤土小学校前・尾久方面
新三河島駅は京成本線、赤土小学校前駅は日暮里・舎人ライナーを利用できるエリアです。
2026年8月の70㎡換算相場は、
- 新三河島駅:約6,533万円
- 赤土小学校前駅:約6,374万円
- 熊野前駅:約6,024万円
となっています。
日暮里・西日暮里と比較すると価格を抑えやすい一方、都心へのアクセスを確保できるため、
「23区内」「通勤利便性」「価格とのバランス」
を重視する購入層への訴求がしやすいエリアです。
4.築年数別|荒川区のマンション価格
LIFULL HOME'Sの2026年8月1日更新の70㎡換算データでは、掲載物件ベースで以下のような傾向があります。
| 築年数 | 平均価格 |
|---|---|
| 築3~5年 | 約8,836万円 |
| 築5~10年 | 約9,556万円 |
| 築15~20年 | 約8,258万円 |
| 築20年以上 | 約5,793万円 |
築浅物件ほど高い傾向がありますが、築20年以上でも70㎡換算で約5,793万円という参考値が示されています。荒川区では築年数だけでなく、駅力・立地・マンションブランド・管理状態が重要な査定要素です。
5.荒川区のマンション価格を左右するポイント
① 駅と路線
荒川区では、最寄駅による価格差が大きくなっています。
特に、
日暮里・西日暮里・南千住
は複数路線を利用できるため、交通利便性が価格を支える重要な要因です。
② 駅徒歩分数
同じ駅でも、
徒歩5分以内
↓
徒歩10分以内
↓
徒歩10分超
で購入希望者の反応が変わります。
特に日暮里・西日暮里のような利便性の高い駅では、駅徒歩分数が売却価格に大きく影響します。
③ 専有面積・間取り
荒川区では購入者層が大きく分かれます。
30㎡前後
単身者・投資家需要
40~60㎡
単身者・DINKS・少人数世帯
60~80㎡
ファミリー層
特に60㎡以上の2LDK・3LDKは、日暮里・西日暮里・南千住などで高額になりやすい傾向があります。
④ 築浅・大規模マンション
築浅マンションや大規模マンションは、一般的な築古マンションとは異なる価格帯になることがあります。
特に、
- タワーマンション
- 大規模マンション
- ブランドマンション
- 駅前再開発エリア
などは、マンション名単位で成約事例を分析する必要があります。
6.「売出価格」と「成約価格」は違う
マンション売却では、ここが非常に重要です。
売出価格
現在または過去に市場へ掲載された価格。
成約価格
実際に買主が決まり、取引が成立した価格。
例えば、SUUMOの荒川区売却価格相場5,650万円は掲載価格をもとにした相場であり、成約価格ではないことが明記されています。
一方、2025年10~12月の実成約データでは、荒川区の㎡単価中央値は88.0万円/㎡とされています。
そのため、適正な売出価格を決める際は、
① 実際の成約事例
② 現在の競合物件
③ 同一マンション内の過去売出・成約履歴
を合わせて分析することが重要です。
7.荒川区でマンションを高く売却するためのポイント
① 売出価格を高く設定しすぎない
相場を大幅に超える価格で売り出すと、
販売開始
↓
反響が少ない
↓
内見が入らない
↓
価格改定
↓
販売期間が長期化
という流れになる可能性があります。
最初の販売価格は、直近の成約事例と現在の競合物件を比較して設定することが重要です。
② エリアごとにターゲットを変える
日暮里・西日暮里
都心勤務者、DINKS、交通利便性を重視するファミリー
南千住
ファミリー、大規模マンション希望者、利便性重視層
町屋・三河島
価格と都心アクセスのバランスを重視する購入者
尾久・東尾久方面
23区内で購入価格を抑えながら利便性を確保したい層
物件ごとに購入ターゲットを設定し、広告の見せ方を変えることが売却活動では重要です。
荒川区のマンション売却相場まとめ
2026年の荒川区中古マンション市場は、全体として上昇傾向です。
参考となる相場
- SUUMO掲載ベース:約5,650万円
- 築10年・70㎡の推定相場:約7,693万円
- 70㎡換算の平均売出価格:約7,026万円
- 2025年10~12月の成約㎡単価中央値:約88.0万円/㎡
特に相場が高いエリアは、
日暮里・西日暮里・南千住
であり、その次に、
三河島・新三河島・町屋・赤土小学校前
などが続きます。
ただし、実際の売却価格は荒川区全体の平均だけでは判断できません。
マンション名 × 最寄駅 × 駅徒歩 × 築年数 × 専有面積 × 階数 × 方位 × 管理状態 × 直近成約事例
まで比較することで、より精度の高い売却価格を判断できます。